まず「コーチ(coach)」ですが、その語源は16 世紀頃ハンガリーのコチという都市で生産された馬車(その客車のこと)にあると伝えられています。
その後、19 世紀、主に英国の大学において、学生の学習指導補助を行う人々(家庭教師のようなもの)に対して使われるようになりました。
やがて、時を経てアメリカにおいて能力開発・人材育成の手法として用いられ、多くの分野、企業や組織において目覚しい結果を生み、同時に時代の最先端の知見を取り込みながら洗練していくことで、「コーチング(coaching)」のメソッドが確立されました。
世間一般でもコーチという名称が使用されています。
たとえば、野球などではバッティングコーチやピッチングコーチ、その他のスポーツにおいてもコーチという名称で活躍されている方は多数存在するでしょう。
しかし、そのような個別具体的な技術指導等を行う方は厳密にはコーチではなく、インストラクターに該当します。
アメリカでのコーチングプログラムの成功、そしてそのメソッドが多数のコーチ、団体に継承されて日本にも伝わる様になってきたこともあり、「コーチング」が我が国でも少しずつ認識されるようになってきました。
しかし、そうした中で「コーチング」という言葉が一人歩きを始め、書籍や動画などで少々見知った程度の知識や、中途半端な理解のままに携わる「自称コーチ」が現れるようになりました。
また、ひたすらにがんばることや努力を要求するだけの根性論や旧来の精神論を根拠にしたコーチングプログラムも依然として存在しています。
そうしたこともあって、「コーチングは使えない」「役に立たない」という評価が一部で生じてしまっているのも事実です。
特に残念なのは、それらがかえってクライアントの方を挫折させてしまったり、能力開発どころか能力そのものや、自己とそして他者からの評価を低下させる結果に導いてしまったりすることです。
馬車において、その行先を決めるのは、馬でも御者でもなく、客車の乗客です。
コーチングに置き換えてみると、クライアントが客車の乗客であり、コーチはその行先に向かう為の御者の様な存在ということができます。
つまり、コーチングにおいては、行先=人生のゴールを決めるのは、あくまでクライアントであり、御者のコーチではありません。
コーチの役割は、クライアントがゴールを達成する為の方法を伝えることです。
しかもその方法とは、具体的なhow toではなく、「ゴールを達成・実現するためのマインドの使い方」です。
しかもそのゴールとは、「現状」では実現できない「自分が心の底から本当に実現したい未来」を指します。
このようにコーチングは、クライアントの限りない可能性と未来を切り拓くものなのです。
コーチングでコーチがクライアントに伝えることは、具体的なゴールの内容ではなく、「ゴールを達成するためのマインドの使い方」である、と述べました。
ビジネスであれスポーツであれ、どのような分野にしても、その人のマインド(「脳と心」)を抜きにしては語れません。
したがって、このマインドの使い方をしっかり体得できれば、セッションの期間中は元より、この先の人生においてどのようなゴールを新たに描いたとしても、それを達成し、結果を出し続け、更に先へ、その先へと進んでいくことが可能となります。
成果がいつ実現するのかも、人それぞれです。
申し込みを終えられた段階で、当初から悩んでいたことが解決してしまった方もいらっしゃれば、セッション期間中にある日突然、かねてから達成したいと考えていたことが実現した方もいらっしゃいます。
そうかと思えば、受講後しばらくしてから突如としてものすごい勢いで物事が動き始め、気が付いたらあっという間にゴール達成してしまった!という方もいらっしゃいます。
以下は、クライアントの方からご報告頂いた感想の一部抜粋です。
(※イラストはイメージです。感想についてはご許可を頂いて掲載しています)
そのほかにも、
・新しい仕事が見つかり、年収も一気に倍増した
・本当にやりたいことが見つかって、毎日の生活が楽しくなった
・長年こじれていた人間関係が解決した
・トラウマと診断されて悩んでいたことが無くなった
・スタッフにも活気が出て、職場の雰囲気が非常に明るくなり、良い職場環境が実現した
といったように、それぞれ望んでいたゴール、当初は本人が気がついていなかった望みをどんどん実現されています。
(※以上はクライアントの方のご了承を得て簡略化の上、記載しております)
達成したいゴールの内容は人それぞれですので、100人いれば100通りのゴール、100通りの成果ということになり、一つとして同じものはありません。
コーチングで心から望むゴールを達成し、ご自身とそして関わる多くの方の人生を豊か(rich)なものにして頂ければと思います!